プロバイダーって何?「Wi-Fiと何が違うの?」と聞かれて言葉に詰まった日の話

ある日、大学1年生のユイちゃんが、実家から上京してひとり暮らしを始めました。

家具を揃えて、冷蔵庫も設置して、いよいよ「家にネットを引こう」と思ったとき、ふとスマホで検索しました。

「プロバイダーって何?」

…そう。ユイちゃんは“Wi-Fi”のことは聞いたことがあるけど、“プロバイダー”が何なのかは知りませんでした。

あるある:Wi-Fi=インターネットだと思ってた

実はこれ、多くの人が通る道。

「Wi-Fiをつなげばネットが使える」と思ってたけど、それってあくまで“家の中でネットを飛ばす仕組み”。

そのWi-Fiの元になる“インターネット回線”を使えるようにするのが、そう、「プロバイダー」なんです。

プロバイダーを一言で言うと?

「あなたとインターネットをつないでくれる会社」です。

電話を使うために“電話会社”があるように、ネットを使うためには“プロバイダー”が必要です。

たとえばこんなイメージ

インターネットという大きな“高速道路”があったとします。

  • あなたの家=目的地
  • 回線(光回線など)=道路
  • プロバイダー=通行証を発行する会社

回線だけ引いても、プロバイダーと契約しないとその道路を使う許可が出ない、という仕組み。

じゃあWi-Fiって何?

Wi-Fiとは、家の中でネット回線の電波を無線で飛ばすための仕組みです。

プロバイダー+回線契約があって初めて、Wi-Fiルーターが「電波」を飛ばせます。

ユイちゃんの失敗談:プロバイダー契約してなかった!

ユイちゃんは家電量販店で「Wi-Fiルーター」を買ってきて、自宅に設置しました。

しかし、いくらスイッチを入れてもネットにつながらない。

「あれ?Wi-Fi飛んでるのにインターネット見れない…」

──実は、まだプロバイダーと契約してなかったんです。

例えるなら、スマホを買ったのにSIMカードが入ってないようなもの。

代表的なプロバイダーって?

  • OCN(NTT系列)
  • So-net(ソニー系)
  • BIGLOBE(KDDI系)
  • @nifty、ぷらら、楽天ブロードバンドなど

最近では、回線とプロバイダーが一体型になった「光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)」も人気です。

まとめ:「プロバイダー」はネットを使うための“見えない縁の下の力持ち”

ネット=Wi-Fiじゃない。Wi-Fi=電波、インターネット=その元の契約。

そしてその橋渡しをしてくれるのが「プロバイダー」です。

次に誰かが「プロバイダーって何?」と聞いてきたら、あなたはきっと、こう答えられるでしょう。

「ネットの入口を開けてくれる鍵、それがプロバイダーだよ」